モバイルプロジェクターで寝そべりシアター!天井に映画や星空、夜景、花火の映像を映し、寝っ転がって楽しむプロジェクター活用法

寝そべりシアター

小さなプロジェクターがオモシロイ!

今回はプロジェクターの新しい楽しみ方をご紹介します。
プロジェクタ―は基本的にスクリーンに映すことが多いですよね。
白壁を使用することもあるでしょう。

一方、うちにはスクリーンを置く場所も、プロジェクターを映せるようなそんなに大きな白壁は無いよ!と言ったお声も聞こえてきそうです。
確かにお家の壁を見渡すと、窓があったり、ポスターやカレンダー、額縁などあって、プロジェクターを映せるようなまとまったスペースの白壁って意外と少ないんです。
一人暮らしでのワンルームではスペースの制限もあり、賃貸だとスクリーン設置工事なども難しい場合も・・・

でも、手軽に大画面を楽しみたい!
今回の記事ではそんな思いを実現します。

今回はモバイルプロジェクターを活用した大画面の楽しみ方をご紹介します。

スクリーンも白い壁も無い・・・、でも大画面が楽しめちゃう方法があるんです!

それは、天井に映像を映して大画面ライフを楽しもう!というものです。
天井へ映像を映すのならワンルームでも賃貸でも関係なし!

実際に映像を映し出した様子や映り方、プロジェクターの使い方から天井に映すのに最適なプロジェクターの選び方まで、しっかりお伝えします。
これを見ればお手軽寝そべりシアターが完成。

それでは、新たな大画面の楽しみ方提案、スタート!

天井をスクリーンに!

室内の白壁にはまとまったスペースが無くても、天井を見てください。

天井

照明機器はあるにしても、まとまった白い壁が広がっているではありませんか!
そう、天井は大きな白壁があるんです。

ベットやお部屋でゴロンと横になっている時、天井に映像が映せたらな~、そんなこと考えたこと無いでしょうか。

その天井を使用してプロジェクターの大画面を映してしまおう!って言うのが今回の企画。
実際に映像を映した様子や楽しみ方を見てみましょう。

プロジェクターの映し方

まずは映像の映し方から紹介します。

使用するのはコンパクトなモバイルタイプのプロジェクターです。
筆者は手のひらサイズの小さなモバイルプロジェクターを使用し、100均で購入した小さい三脚をセットしました。
プロジェクタ―が大きいと三脚も大きいものが必要となりますので、プロジェクターは小さい方がオススメです。

モバイルプロジェクター
三脚
百円ショップでGetした三脚
天井に向けて三脚をセット
三脚にプロジェクターをセット

三脚にプロジェクターをセットしたら、プロジェクターを上に向けて投写します。
あとは、見たい映像再生機器とプロジェクターをHDMIケーブルで繋ぐだけです。
ケーブル1本で完成です。
スマートフォンとの接続可能なプロジェクターもあります。

モバイルプロジェクターにHDMIを接続
HDMIケーブル1本を接続するだけ

やることはこれだけです。
本当にシンプルで簡単です。

セットが完了したら、映像を見てみましょう。

寝っ転がって映像を見る楽しみ

寝そべりシアター

準備が完了したら、ベッドやソファなど、お気に入りの場所に寝っ転がって見てみましょう。
天井なので好きな所に投写すればO.K.!

筆者が実際に天井に映像を映して色々なコンテンツを見たところ、これが楽しい!
まず、寝っ転がっているので態勢が楽ちんです。
つい、寝ちゃいそうになります。

映像もそれなりに綺麗に映るので、十分コンテンツを楽しむことが出来ます。
(勿論、スクリーンに映すような映像美をここでは求めてはいけません・・・)

そして、寝っ転がってみるので、いつもテレビを見る感覚と異なり、新鮮です。
のんびりした癒し系コンテンツがベストマッチです!

電気のON/OFFでどう違う?電気を消すと・・・

実際に映像を映した様子を見てみましょう。
天井に映していることが分かりやすいように、部屋の端から撮影しています。

照明ONの状態
照明をONの状態

電気がついている状態だと、映像を見ることは困難です。
さすがに照明の明るさには勝てません。
天井に映像を映す際は照明はOFFにします。

照明OFFの状態
照明をOFFの状態

照明を暗くするとこの通り!
綺麗な映像が天井に映し出されます。(写真はiPhoneのカメラで撮影し、補正などしていません。綺麗な映像と思いませんか。)
この時の映像で80インチ以上は十分にありました。(正確なサイズは測ってません・・・)

比較すると下の写真のようになります。

比較

天井で手軽に大画面を見る分には十分綺麗な映像です。(照明OFFは必須)
映像の反射がありますので、部屋が真っ暗になることはありません。

下記の動画で見ると一目瞭然で様子が分かります。

楽しみ方色々!寝そべりシアターならではのコンテンツが面白い!

寝そべりシアターでオススメなコンテンツが映画、夜景、星空、花火などです。

映画や夜景

おうちデートでまったり寝そべりながら映画を見ては如何でしょうか。
テレビとは異なり寝そべりシアターも楽しいもんです。

そして、夜景コンテンツなども良いでしょう。
Blu-rayで夜景コンテンツは数多く発売されています。
是非、癒し音楽と共に流れる空中散歩の夜景コンテンツを寝そべりシアターで楽しんでみてください。

夜景の映像
夜景を天井に映した様子

週末にお子さんとアニメ映画なども良いでしょう。
子どもと時間を共有するひと時になります。
ネット配信ではたくさんの映画、アニメコンテンツがありますので、見たい時にすぐに映し出すことが出来ます。
便利な世の中ですよね~。

星空でプラネタリウム気分を

夜空(オーロラ)の映像
星空を天井に映した様子

親子で星空の天体観測も良いでしょう。
上を見上げることで、モニタで見る星空の映像とはまた違った感覚になります。
おうちでプラネタリウム感覚も楽しめます。(さすがにプラネタリウムは言い過ぎかもしれませんが・・・)
寝そべりながら、星について語るも良し、理科の勉強をするも良し、のんびりと星を眺めるのも良し!
色々な楽しみ方が出来るのが星空コンテンツです。

見上げるといれば花火もオススメ

花火の映像
花火を天井に映した様子

上を見上げると言えば、花火もあります。
た~まや~!夏の風物詩ですね。
寝っ転がって見る花火はダイナミックです。

花火の映像

不思議と、モニタで見るのと、寝そべって上を向いて見るのとでは、迫力が違います。
映像の大きさも相まり、筆者の個人的な感想ですが、花火は寝そべりシアターのオススメコンテンツです。

寝そべりなので、癒し系でのんびりした映像がオススメです。
是非、お気に入りのコンテンツを見つけて、癒しの休日を楽しんでみてください。

天井に映像を映すプロジェクター選びのポイント

天井にプロジェクターの映像を映したい場合、プロジェクタ―選定にいくつかのポイントがあります。
下記のポイントをチェックしましょう。

小型のモバイルタイプを

小さいプロジェクターであることが望ましいです。
小さい三脚を使用するため、それを支えるためには小さいプロジェクターである必要があります。

光源はLED、レーザーを選択

光源はLEDやレーザーを選択しましょう。
基本的に水銀ランプのプロジェクターは上向きの投写ができません
よって、光源を選ぶ際は要確認です。
(参考記事)プロジェクターの光源比較、レーザーと水銀ランプの違いとは?特長、メリット・デメリットをご紹介

上を向けることで冷却に影響が出ないか、確認しましょう。

投写距離は要チェック

天井に投写する場合、プロジェクターの投写距離が重要です。
投写距離とは、プロジェクターからスクリーン面までの距離を言います。

理由は天井から床までの高さは大体2.5mです。
よって、焦点距離が極端に短い超短焦点プロジェクターは適しません
一方で、標準レンズのプロジェクターでは投写距離が足りず、天井に映す映像が小さくなりかねません。(ズーム機能搭載の機種なら調整は出来るでしょう)
大きい映像を映したい場合は、投写距離は大切です。

例えば、一般的な机の高さが70センチ程度です。
250cm-70cmとした場合、180cm程度の焦点距離で100インチが投影できればベストでしょう。
最終的にプロジェクターを設置する高さ調整は必要でしょうが、投写距離は要チェックです。

スピーカーの有無をチェック

プロジェクターから音を出したい場合は、スピーカー内蔵のプロジェクターを選択しましょう。
お手軽寝そべりシアターを楽しむなら、スピーカーは内蔵の方が便利です。
音声出力があるプロジェクターならヘッドフォンでも音声を楽しめます。

音声出力、スピーカー内蔵は用途に応じて検討しましょう。(機能を有している方が便利だと思います。)

三脚をセットできるネジ穴の有無

上向きに投写するにあたり、三脚をセットするため、ネジ穴が必要です。
これは要チェックポイントです。

三脚なしでも工夫次第で上に向けることは可能かもしれませんが、三脚を使う方が圧倒的に楽です。
安定もします。

三脚ネジ穴の有無は要確認を!

明るさも必要

プロジェクター選びで大切なのが明るさです。
暗い環境で見る寝そべりシアターですが、ある程度の明るさは有った方が良いでしょう。
500ルーメン以上のプロジェクターがおすすめです。(暗い環境で見ることが大前提です。)

オートフォーカス、オートキーストン補正機能

オートフォーカスとは自動でフォーカスを合わせてくれる機能です。
ピントが合うってことですね。

オートキーストンは自動で台形補正をする機能です。
台形補正とは、映像が斜めから投写面に入り込んだ場合、映像は台形になりますが、それを補正してくれる機能です。
台形補正やキーストン補正などと言います。

これらの機能があると、天井に映す際、自動で映像を補正し、最適なピント、形状に合わせてくれるので、非常に便利です。

天井投写にオススメなモバイルプロジェクター

天井に映像を映し出す寝そべりシアターにオススメなプロジェクターの選び方をご紹介しました。
絶対に外せない大切なポイントは、コンパクトサイズであること、上に向けられること(ランプ光源は本体の上に傾けての投写は不可)、投写距離が天井にマッチすること、これらを外すと後悔することになります。

各メーカーより、様々なプロジェクターが販売されていますが、筆者が実際に本記事で使用しているプロジェクターをご紹介しましょう。(本記事の天井の写真はすべてML1050STJを使用。)

それは、Optomaのモバイルプロジェクター「ML1050STJ」です。

モバイルプロジェクター
Optoma モバイルプロジェクターML1050STJ

手のひらサイズの小型モバイルタイプで、光源はLEDです。
上記のオススメプロジェクターの条件をすべて満たしています
明るさは600ルーメン(ANSIルーメン)と、明るい環境では輝度不足かもしれませんが、天井に映し出す暗い環境なら問題なく綺麗な映像を映し出します。
ポイントとなる投写距離も1.7mで100インチを映し出す短焦点タイプです。(ここポイント!)

もちろん、天井投写だけではなく通常のスクリーンにも使用(本来は天井投写の用途ではなく・・・)でき、持ち運びも用意ですので、ビジネスからプライベートまで多目的で使えます。

スピーカー内蔵で音声はプロジェクターから出力することも、ヘッドフォンから音声を出力することもできます。
三脚取り付け用のネジ穴もあります。
>>商品について詳しくはこちらをご覧ください。

本製品は一例としてご紹介しておりますので、プロジェクターのオススメポイントを参考に最低な1台を探してみてください。

まとめ

今回は寝転がって映画などを楽しむ、寝そべりシアターについてご紹介しました。
小型のモバイルプロジェクターを使用することで、天井に映像を映し出すことが可能です。

寝ながらお気に入りのコンテンツを楽しんでみては如何でしょうか。
新たな大画面ライフの発見があるかも!

オススメは癒し系コンテンツです。
是非お試しを!