AV機器とは何?自分だけのシアターワールドで楽しむAV機器の組み合わせについて

AVシステムとは

俗にいうAVシステムとはなにか?

AVとは英語の音声「Audio」と映像「Visual」の頭文字をとってAVでAudio&VisualSystemの略称です。

とっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、実は、AVシステムといってもそんなに複雑なものではありません。
音声機器と映像機器をお好みに合わせて購入し、それを組み合わせて利用者がより使いやすくする為に考えるものです。
自分流にカスタマイズして楽しむことができるのがAV機器です。

今回はAVシステムとは何なのか?そして、AVシステムを活用してホームシアターを楽しむためのAV機器について解説したいと思います。

身近にあるAVシステムを見てみよう

皆さんの身近な周りにもAVシステムが存在しており、今まで一度は触ったことがあると思います。
身近な例のひとつが、お家のリビングやホテルの室内にある見慣れたテレビです。

え?
テレビ?

そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
だって、テレビだもん、一つの機器だけだし・・・そう思われるでしょう。

いやいや、テレビは立派なAVシステムです!
では、テレビとは何なのか?と一度考えてみましょう。

テレビを分解してみよう

実はテレビこそがALL in OneのAVシステムです。
その理由はテレビを分解してみると良く分かります。

テレビが有する機能を分解すると・・・

・映像機能:表示ディスプレイ、テレビチューナー、映像切替用スイッチャー、映像入力ポート・・・等

・音声機能:スピーカ、アンプ、ミキサー、HDD・・・等

これらがあの薄いテレビのケースの中にすっぽり収まっており、AVシステムを構成しているのです。

テレビの中の機能(機器)

ピンとこない方、下記の説明で分かると思います。

テレビ番組を見る場合、テレビを購入して壁の共聴用テレビコンセントにつなげばすぐに地上波を視聴できます。
これは「テレビチューナー」の役割です。

そして、リモコンで入力を切り替えれば外付のゲーム機が楽しめます。
これは「映像切替用スイッチャー」が担当します。

もちろん、テレビから音も聞こえてきます。
「アンプ、スピーカー」の出番です。

それぞれの機能性を持ったパーツが各々の出番の時に頑張っているのです。

このようにテレビは立派なAVシステムを成しており、テレビを中心として入力を切り替えたりし映像・音響を楽しむAV機器です。
ALL in Oneのテレビは使い易いし見慣れたものですよね。

なぜ、個別のAV機器があるのでしょうか?

テレビは便利なAVシステムと言うことはお分かり頂いたと思います。
では、テレビがあれば良いではないか!?と思われるでしょう。

しかし、世の中にスピーカやアンプ、BDプレーヤーがあるのは何故なんでしょう?

それは、薄いテレビのケースには納まり切らない機能が存在するためです。

もっといい音で聴きたい、きれいな映像を見たい、より多くの入力ソースをいれたい。
大迫力で映画を視聴したいホームシアターは、その個人によっては叶えたい要望があります。
こだわりとも言うのかな・・・。
その要望やこだわりを叶えようとすると、それぞれセパレートした機能性の高いAV機器を組み合わせて使う必要があります。

そのAV機器をお好みで組み合わせたものがOnlyOneのAVシステムとなります。

自分好みの組み合わせと言うことです。

自宅でホームシアターを導入し、大画面で映画の視聴、スポーツ観戦などを見るとしましょう。
テレビではいまいち迫力に欠けると思いませんか?

テレビの性能も向上し、映像、音響面は素晴らしいものがあります。
しかし、限られたテレビケースのスペース、コスト面から、テレビ1台で出来る事にはやはり限界があります。
餅は餅屋ではありませんが、それぞれ映像、音響の専門の機器に委ねた方がクオリティは確実に向上します。
そのクオリティを得るために、そして、テレビでは出来ない機能を得るために、セパレートしたAV機器が存在します。

ホームシアターで最低限欲しいAV機器とは

では、迫力のある映像を得る為に最低必要な機器を購入してみましょう。

【映像機器】
プロジェクター、映写スクリーン、BDプレーヤ、(ゲーム機)

【音響機器】
スピーカー、AVアンプ

これらの機器を揃えることで迫力ある大画面が楽しめます。

ホームシアター構成機器例

上記は自宅で大画面ホームシアターを実現する為の参考となる機器構成と接続方法です。

スピーカーシステム構成は様々です。
2.1chや5.1chなど、良く分からないワードもあります。
ホームシアターの5.1、2.1、7.1.4chとは?サラウンドの数字の意味を初心者にも分かりやすく解説」で詳しく説明していますので、参考にご覧ください。

もちろんチューナー内蔵のBDプレーヤを購入すれば地デジも視聴できます。
意外とプロジェクターで地デジを視聴できることを知らない方がいらっしゃいます。
(参考記事)HDMIで簡単!テレビ番組をプロジェクターで見る方法!TVチューナー機器とプロジェクターの接続方法とは

テレビの接続方法(HDMI)
AVアンプを介さずにチューナー機器とプロジェクターを接続した例

まとめ

テレビでちょっと満足できないって方は、お好みのAV機器を購入し思い思いの機器を組み合わせてよい音、良い映像を楽しんでみてはいかがでしょうか?
映像面で言うと、テレビは自発光の直接光ですが、プロジェクタースクリーンは光の反射を見る反射光です。
直接光は疲れます。
その違いは体感した人ならわかります。

音響にもこだわるとその違いは歴然です。

今ではちょっと不満だな~と感じたり、今よりちょっと良くしたいと思った際は、是非AV機器を組み合わせてみてください。
きっと自分好みの世界で1つしかないホームシアターワールドが広がりますよ。