スクリーンの上黒長が分かる便利な計算機、注文前にチェックして最適なスクリーンを

スクリーンを設置するときに悩みがちなポイントが「上黒(スクリーン上部の黒い余白)」です。
この長さ次第でスクリーンの映像位置が決まり、見やすさや首への負担が大きく変わります。
ただし、天井の高さや目線の高さ、スクリーンサイズなど、複数の要素を同時に考えるのは意外と難しいものです。
そこで便利なのが、このスクリーン上黒長さ計算機です。
上黒長計算機
下記のイラストの黄色の部分を入力するだけで、快適に観られるスクリーンの上黒長さの目安をすぐに計算できます。
「首が疲れない高さにしたい」「注文前にサイズ感を確かめたい」といったときに役立つツールです。
※本計算機はスクリーンの縦横比16:9の仕様となります。

スクリーン上黒 長さ計算(16:9)
入力は mm、角度は 度。指定範囲外の数値はエラー表示になります。
計算結果
映像高さ (mm) | |
映像センター高さ (mm) | |
上黒の長さ (mm) | |
映像上端高さ (mm) | |
映像下端高さ (mm) |
※ 上黒が負の場合は物理的に成立しません(ケース位置が高すぎる/見上げ角が大きすぎる等)。
入力項目の説明
- スクリーンケース上端の高さ (mm)
スクリーンを吊り下げるケースの最上部の位置。
スクリーンを設置予定の天井や壁の位置から床面までの距離になります。
天井のケースが多いかもしれません。
天井にボックスを掘って入れる場合は、ボックスの深さを考慮する必要があります。 - スクリーンケースの縦寸 (mm)
スクリーンが巻き取られるケース本体の縦方向の厚み。
各商品により異なりますので、購入予定のスクリーンでご確認ください。 - スクリーンサイズ (インチ)
投影面の大きさ。
サイズによってスクリーンの縦寸法が決まります。
インチで入力ください。 - 目線の高さ (mm)
普段視聴するときの目の高さ。
イメージセンターと目線の高さが同じ場合、見上げる角度は0°と言うことになります。 - 視聴距離 (mm)
スクリーンから視聴位置までの距離。
厳密には目線の位置になります。 - 見上げ角度 (度, 0~15)
スクリーンを見上げる角度。
目線の高さからイメージセンターをどの程度見上げるかです。
高さと15°以内が理想とされています。
この角度が高いと見上げることになり、長時間の視聴は疲れます。
見上げ角度は個人の好みに寄ります。
これらを入力すれば、設置前に最適なスクリーン位置をイメージでき、失敗を防ぐことができます。
スクリーンの「上黒」とは?
スクリーンの上部にある黒い余白のことを「上黒」と呼びます。
この部分をどれだけ取るかでスクリーンの映像位置が変わり、視聴のしやすさに大きく影響します。
特に天井が高い部屋では上黒を長くして映像を下げる必要があり、逆に天井が低い場合は短く抑えることになります。
快適に視聴するための角度の目安
スクリーンを見る際の「見上げ角度」は15°以内が理想的です。
それ以上になると首や肩が疲れやすく、長時間の視聴に不向きです。
この計算機では角度も含めてシミュレーションできるので、設置前に安心して確認できます。
筆者としては水平よし少し上~5°程度までが見やすいように思いますが、人それぞれお好みによりますので、お好きな見上げ角度でご検討ください。
まとめ
スクリーン設置を検討している方は、ぜひこの計算機でシミュレーションしてから注文・設置を進めてください。
不安な点がありましたら、お気軽に下記、フォームよりご相談ください。